街金とは?

お金を借りる方法として街金の利用を考えている人もいると思います。

確かにプロミスやアコムといった大手の消費者金融で融資を断られてしまった人にとって街金は心強い味方になりますし、親身になってお金の相談に乗ってくれるイメージもあるかもしれません。

その一方で、街金がどのようなものかよく分かっていないという方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では、街金ではどのようなサービスを提供しているのかについてまとめました。

街金の特徴について大手消費者金融と比べながら説明していきます。

結論を先にいってしまうと、当サイトでは街金の利用をおすすめしていません。

なぜこのような結論に至ったのかという点もまとめているので、「街金でお金を借りようかな」と思っている人もぜひ最後まで目を通してください。

また、街金と混同しがちな「闇金(ヤミ金)」との違い、闇金で融資を受ける危険性についてもふれています。

街金は地域密着型の消費者金融!その特徴とは?

まずは街金について簡単に説明していきます。

実は、「街金」という言葉に厳密な定義はありません。法律的には先ほど挙げた大手消費者金融のプロミスやアコムと同じ貸金業者という扱いです。

街金は大手消費者金融にくらべて規模の小さい貸金業者のこと

ただ、比較的規模の小さな貸金業者を街金という場合が多いため、この記事でも大手に分類されないような貸金業者を街金として説明を行います。

それでは、大手消費者金融と比較しながら、街金の特徴について「金利と限度額」「融資方法」「審査方法」の3点から見ていきましょう。

街金の金利と限度額

お金を借りるときにもっとも重要といって良いのが金利です。金融機関で融資を受ける場合、元金に加えて、利息も負担する必要があります。

金利が何パーセントかによって、発生する利息は変わってきます。もちろん、貸金業者や商品によっても金利は異なりますが、全体的な傾向として街金の金利は高めです。

その理由の1つには、融資限度額が関係しています。

大手消費者金融のカードローンであれば最大500万円~800万円といった高額融資に対応しているものの、街金の場合は200万円~300万円程度を最大融資額としているケースが多く、中には最大50万円という業者もあるのです。

街金は融資限度額が低くて金利が高い

ローンの限度額が低いと金利は高めになるため、街金の金利は高い場合が多いのです。

また、街金で融資を受ける人の中には、大手の審査に通らなかった人も一定数います。

そのような方の中には、「融資を受けられるのであれば、多少、貸付条件が悪くても良い」と考える人もいるでしょう。

大手と差別化するために金利を少し下げているような業者もありますが、基本的に街金の金利は高く、限度額は低いと考えてください。

街金の融資方法

大手消費者金融では主にカードローンを扱っているため、「消費者金融 = カードローン会社」と思っている人もいるでしょう。

カードローンは審査で決まる限度額の範囲であれば繰り返し利用でき、提携ATMなどでキャッシング可能です。(このような方式の融資方法を極度方式などといいます。)

しかし、街金の中にはカードローンを扱っていない業者もかなりあります。

街金の融資方法は銀行振込または現金の手渡し

その場合は、主に銀行振込で契約者の口座にお金を振り込むことになり、ときには店舗での対面融資で直接現金を手渡すというケースもあるのです。

また、街金の融資は「証書貸付」という方式で、繰り返し融資を受けることができない場合もあるので注意してください。

証書貸付だと融資は一度きりで、お金を借りた後は、契約書類に記された内容に従い返済だけをしていくのです。

どうしても追加融資を受けたいのであれば、再度審査を受け、新たな融資の契約を結ばないといけません。

少し規模が大きめの街金ではカードローンを扱っていることもありますが、利用できるのはセブン銀行ATMのみというケースもあるので事前に確認しておくことが重要です。

そのため、カードローンやクレジットカードのキャッシングサービスと比べると、利便性は大きく落ちるでしょう。

街金の審査は甘いの?その審査方法とは

大手消費者金融の審査は最短3分~25分と非常にスピーディです。

これは審査の基本的な部分をコンピューターによって自動化しているためで、人の手で行うのは提出書類のチェック、在籍確認など必要最低限となっています。

このコンピューターによる審査を一次審査、人の手による審査を二次審査と呼ぶこともありますが、一次審査で融資を受けられる見込みのない人を落とすことで、二次審査をする担当者の負担が軽減され、最短3分~25分というスピード審査が実現するのです。

ただし、コンピューターによる一次審査は、申し込みフォームに入力された内容や信用情報機関で管理されている情報を決められたルールにもとづいて採点していくので、どうしても審査に通りにくい人というのも出てきます。

審査基準は消費者金融によって異なるものの、例えば、過去に延滞などの返済トラブルを起こしているとどの消費者金融の一次審査でも落とされてしまうでしょう。

一方、街金では独自の審査基準、審査方法を持っていることが多いです。

街金は独自の審査方法で審査をしており審査が甘い

そのため、大手消費者金融では否決されても、街金の審査には通過できたというケースもあるのです。

街金では対面与信もあり、実際に担当者と会って収入の状況や借り入れの目的などを確認して審査をするというところもあります。

街金でも信用情報は確認しますし、返済能力のない人に融資はしません。

ですが、大手のようにコンピューター審査でふるいにかけられることはなく、担当者の裁量によって融資が決まる可能性もあるので審査が甘いと感じることがあるようです。

【街金一覧】街金に分類される主な消費者金融

前述の通り、街金に定義はありません。

同様に大手という言葉にも厳密な定義はないのですが、一般的にはプロミス、アコム、レイク、SMBCモビット、アイフルの5つは大手消費者金融のカードローンだといえるでしょう。

その一方で、次のような消費者金融は街金に分類されることが多いです。

主な街金一覧表

街金 金利(実質年率) 限度額
セントラル 4.80%~18.00% 1万円~300万円
エイワ 19.9436%(10万円未満)
17.9507%(10万円以上)
1万円~50万円
ニチデン 7.3%~17.52% 50万円まで
フクホー ①7.3%~20.0%
②7.3%~18.0%
③7.3%~15.0%
①5万円~10万円未満
②10万円~100万円未満
③100万円~200万円以下
アロー 15.00%~19.94% 200万円まで
フタバ ①14.959%~19.945%
②14.959%~17.950%
①1~10万円未満
②10万円~50万円未満
スカイオフィス 15.0%~20.0% 1万円~50万円
エニー 18.0%~20.0% 1万円~100万円未満

街金の多くは特定の地域にしか店舗を持たず、来店が必要で全国からの申し込みを受け付けていない場合もあります。

そのため、インターネットで貸付条件の良い街金を見つけても、ネットからの申し込みはできないこともあるので注意してください。

また、表で紹介した街金の金利を見ると分かりますが、上限金利が年18.0%~20.0%という業者も多いです。

法律上は、10万円未満の融資では最大で年20.0%の金利を適用できます。つまり、年20.0%の金利というのは、法律で決められている金利ギリギリの設定です。

限度額が100万円未満という街金も多く、この辺りが大手消費者金融と大きく異なる部分になるでしょう。

街金は違法融資を行う闇金(ヤミ金)とは違う!

いわゆる街金と大手消費者金融の違い、主な街金について確認してきました。ここで注意したいのは、街金と闇金(ヤミ金)はまったく別のものということです。

街金・闇金・サラ金の違いとは?

先ほど説明したように街金も大手消費者金融も貸金業者であり、営業を認められている正規の業者になります。

その一方で、闇金は国や都道府県からの登録を受けずに営業している違法業者です。

闇金は法律で認められているよりも高い金利でお金を貸したり、暴力的な取り立てを行ったりするので注意しましょう。

街金と闇金の違い

正規の貸金業者であれば貸金業法などの法律に従って融資を行いますが、闇金では本来守るべき様々なルールを無視しています。

金利が高いというだけでなく、ときには犯罪に巻き込まれる危険性もあるのです。闇金で融資を受けるリスクについては後述しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

街金でのキャッシングをおすすめしない4つの理由

街金は正規の貸金業者なので、闇金を利用するときのような危険性はありません。

しかし、いわゆる街金のサービスは利便性が低く、あえて大手を避けて街金を利用するメリットは少ないです。

具体的に街金でのキャッシングをおすすめしないのは、次のような理由のためです。

街金でのキャッシングをおすすめしない4つの理由

  1. 街金が闇金でないかを判断するのは難しい
  2. 街金の金利は大手よりも高い
  3. 街金との契約には来店が必要な場合も多い
  4. 街金も審査が甘いわけではない

街金を利用する前に、必ずこれらの理由を確認してください。

1. 街金が闇金でないかを判断するのは難しい

街金の利用をおすすめしない理由の1つ目が、街金と闇金の判別が難しいケースもあるためです。

街金が闇金でないかを判断するのは難しい

基本的に街金はテレビCMなどを行っていませんし、大手消費者金融のように上場しているわけでもありません。

その街金がどのような業者なのか知るにはホームページや店頭、数少ない口コミなどに頼ることになるでしょう。

もちろん、先ほど挙げた街金は正規の貸金業者なので安心ですが、ときには闇金と判別できない場合もあります。

例えば、しっかりと登録を受けている貸金業者の登録番号などを関連のない闇金が勝手に使用し、正規業者のように詐称するというケースもあるのです。

そのようなケースもある中で、今から融資を申し込もうと思っている貸金業者が正規の業者だと100%断言できるでしょうか?

街金か闇金かを見分けるコツもありますが、「もしかしたら闇金かも」なんて思いながら融資の申し込みをするのは怖いですよね。

それであれば、知名度が高く、多くの人が利用している大手消費者金融を最初から選んだ方が簡単で、安心だと思います。

2. 街金の金利は大手よりも高い

街金は大手で融資を受けられなかった人の受け皿という側面があり、大手と比べるとどうしても貸付条件は劣ります。

すでに何社もの審査で否決されているなら、「少しくらい金利が高くても良いから審査に通りたい」と思う気持ちは理解できますよね。

大手の審査にどうしても通らない場合は街金も選択肢の1つになるでしょうが、やはり金利が高い点は大きなデメリットです。

街金の金利は大手よりも高い

また、大手消費者金融では無利息期間を用意しているカードローンも多く、初回契約だと一定期間は利息が発生しません。

このような無利息のサービスも街金には少なく、大手よりも利息の負担は重くなるでしょう。

返済の負担が大きいという点からも、街金はおすすめできないのです。

3. 街金との契約には来店が必要な場合も多い

大手消費者金融は自動契約機も含めて全国に店舗を設置しているので、近くに有人の店舗がなくてもカードローンの契約を結べます。

また、最近では申し込みから契約までインターネット上で完結できる「WEB完結」「ネット完結」といったサービスに対応している消費者金融も増えています。

その一方で、街金の店舗は基本的に有人店舗であり、申し込みや契約のために来店が必要な場合も多いです。

そのため、来店できない場合には、そもそも申し込みを受け付けてもらえないこともあります。

生活圏内にある街金を利用するのであれば大丈夫ですが、ネットで街金を探している方は契約の流れをよく確認しておきましょう。

4. 街金も審査が甘いわけではない

街金は大手消費者金融より審査が甘いといったイメージを持っている人も多いと思います。

確かに、街金の審査は「独自審査」などといわれ、大手とは異なる基準で審査をするため、大手の審査に落ちた人でも街金であれば融資を受けられたというケースもあるでしょう。

しかし、だからといって審査が甘いわけではありません。

返済能力をチェックされるという点は一緒なので、担当者が「返済できなそう」と思えば審査には落ちます。

また、街金も信用情報機関に加盟していて、審査では現在の借入状況、過去の返済履歴などを参考にします。

大手と審査の基準や方法は違っても、見る項目が大きく違うわけではないのです。

そのため、大手消費者金融の審査にすべて落ちてしまったというようなケースでない限りは、街金よりも先に大手を検討すべきでしょう。

審査落ちの経験がないならまずは大手消費者金融のカードローンがおすすめ

「まだ大手消費者金融の審査に落ちた経験がない」「審査落ちの経験はあるが1社、もしくは2社」という方に関しては、街金ではなく大手消費者金融への申し込みをおすすめします。

先ほど見たように、利便性やサービスの充実度は街金よりも大手が圧倒的に良いです。

これまでに大手消費者金融の審査に落ちたことがない人は、大手を選ばない理由はないと思います。

また、審査落ちの経験があっても、1社~2社程度であればまだ大手の審査に通る可能性はあるでしょう。

大手の一時審査はコンピューターによる審査であり、同じような結果になりやすいです。

ですが、審査基準は消費者金融ごとに違うため、その消費者金融の審査基準とはたまたま合わなかっただけかもしれません。

大手消費者金融には審査通過率を公表しているところも多いです。

以下の3社については大手の中でも高めの審査通過率なので、まだ審査を受けていない消費者金融があるなら申し込みをすると良いでしょう。

審査通過率の高いおすすめ消費者金融

消費者金融 金利(実質年率) 限度額
プロミス 4.5%~17.8% 1万円~500万円
アコム 3.0%~18.0% 1万円~800万円
アイフル 3.0%~18.0% 1万円~800万円

これらの消費者金融の審査通過率はおよそ40%です。つまり、2・3人に1人は審査に通過できているので、街金の前にこれらの消費者金融を検討してみてください。(参考:ローンの審査が緩いところ

あえて街金を選ぶメリットは対応の柔軟さ

大手消費者金融への申し込みを避けて、あえて街金を選択するとすれば、その理由は審査です。

街金では一次審査から金融機関の担当者が行うケースも多いです。

そのため、大手消費者金融のコンピュターによる審査よりも、柔軟に対応してもらえるかもしれません。

延滞歴があっても今の収入に問題がなければ審査に通る可能性あり

先ほども説明しましたが、街金は大手消費者金融の審査に落ちてしまった人の受け皿の役割もあります。

例えば、コンピューターによる審査では信用情報も確認されるため、延滞などの情報が登録されているとほぼ審査に通ることはありません。

一方、街金の対面での審査であれば、延滞してしまった理由や今の収入には問題がないことなどを直接説明することが可能です。

もちろん、審査に通るかどうかは分かりませんが、大手のように信用情報だけで自動的に審査落ちになるという可能性は低いでしょう。

他社借入が多くても少額なら融資を受けられる可能性あり

また、他社借入についても同様です。街金であれば、他社借入が多い理由、何のために新たな融資を受けたいのかなどを担当者に説明できます。

審査の方式にもよりますが、しっかりと返済能力があることを理解してもらえれば、他社借入が多くても少額であれば融資してもらえるかもしれません。

大手消費者金融のカードローンは最低でも1万円からの契約ですが、街金の中には千円からというところもあります。

また、繰り返しの利用はできないものの、証書貸付であれば一度のみなので極度方式のカードローンよりも融資を受けやすい場合もあるのです。

「あと◯万円で良いからお金を借りたい!」といったケースでは、大手の審査に通らないなら街金に相談してみる価値はあるでしょう。

闇金は絶対に利用してはいけない!闇金でお金を借りるリスク

大手消費者金融の審査で全滅だった場合などは、街金で審査を受けるのも選択肢の1つになるでしょう。

その一方で、闇金についてはどのような理由があっても絶対に利用してはいけません。

闇金は「ブラックOK」「審査なし」などの誘い文句で正規の貸金業者に通らなかった人に融資を持ちかけてきます。

確かに、闇金であれば正規の貸金業者が行うような審査はなしでお金を貸してもらえるかもしれないです。
しかし、闇金で融資を受けるのには次のようなリスクがあります。

闇金でお金を借りるリスク

  • 法定利息を超える金額の支払いを要求される
  • 違法な取り立てで家族や会社に迷惑がかかる
  • 返済のために別の闇金で借りるという悪循環に陥りやすい
  • 一度闇金を利用するとターゲットにされやすくなる
  • 融資を謳った詐欺の危険性もある

闇金での融資にはどのようなリスクがあるのかを確認していきましょう。

闇金では法定利息を超える金額の支払いを要求される

融資の際の金利については法律によって規制がかけられていて、いかなる場合も年20.0%を超えることはありません。

さらに、10万円以上なら年18.0%以下、100万円以上なら年15.0%以下と上限が決められています。

高すぎる金利は多重債務などの問題にも繋がるため、このように適用できる金利には上限があるのです。

しかし、闇金はそもそも貸金業者としての登録も受けていないような違法な業者です。そのため、法律で決められている金利を守るはずはありません。

テレビドラマで出てくるトイチ(10日で1割)などのような高金利は、実際には少ないかもしれませんが、それに近いような違法な金利での融資が闇金では行われています。

また、闇金では金利が分かりにくいように、トイチのような年率ではない金利を提示されることもあるので注意してください。

例えば、1日1%の金利といわれると「そこまで高くないな」と思うかもしれませんが、これは年率に換算すると年365%の法定利息の15倍以上です。

さらに、闇金では元金だけでなく利息自体にも利息が発生する複利であるケースも多く、実際にはそれ以上の金利になることもあります。

闇金の金利は法外で、まさに暴利だといえるでしょう。

闇金は違法な取り立てで家族や会社に迷惑がかかる

審査に落ちた人にも闇金が融資をするのは、正規の貸金業者では行えないような方法での取り立てができるからです。

独自のノウハウともいえるかもしれませんが、闇金はあの手、この手で貸したお金と利息を回収しようとします。

しっかりと登録を受けている貸金業者も取り立てはしますが、その方法は法律による規制を受けます。

正当な理由なく深夜や早朝に督促したり、契約者以外の家族などに返済を迫ったりしたりするのは法律違反です。

このような方法で取り立てをすれば、その貸金業者は業務停止命令を受けることになるでしょう。

そのため、正規の業者では、テレビドラマで見るような厳しい取り立ては行いません。あくまでもドラマのイメージなのです。

その一方で、闇金は国や都道府県から登録を受けておらず、法律を無視した取り立てもします。

取り立てのために自宅や会社を訪問される、「お金を返さないとどうなるか分かっているな」などのように脅される、帰るように伝えても居座るなど、家族や会社に迷惑がかかることもあるので注意してください。

闇金に返済するために別の闇金で借りるという悪循環に陥りやすい

闇金の取り立ては厳しいため、返済のために別の闇金でお金を借りるという悪循環に陥る可能性もあります。

もちろん、正規の貸金業者でも延滞をすれば、取り立て、遅延損害金の発生、信用情報に傷がつくといったリスクはあります。

闇金は信用情報機関に加盟していないものの、暴力的な取り立て、法律で認められている利率を超える遅延損害金などリスクはより大きくなるでしょう。

「返せる範囲だから大丈夫」と甘く考えず、絶対に闇金を利用してはいけません。

一度闇金を利用するとターゲットにされやすくなる

闇金を一度利用してカモだと思われてしまうとターゲットにされやすくなるでしょう。

闇金の中には規模が大きいところもあり、グループ間で顧客情報を共有しています。その場合、どこか1社を利用すれば、融資を持ちかける電話やダイレクトメールが別の違法業者から届くこともあるのです。

先ほどの話ともつながりますが、最初にお金を借りた闇金への返済が滞りそうなタイミングに、別の業者から融資を持ちかけられるかもしれません。

また、闇金では店舗などで担当者に直接返済することも多いです。そのため、居留守を使うなどをされると返済するお金はあるのに、返済を受け付けてもらえないということもあります。

正規の貸金業者であればありえないようなことも闇金では起こるのです。

借りたお金を全額返したと思っても、何かしらの理由をつけて付き纏われることもあるので、闇金を利用するのは非常に危険なのです。

融資を謳った詐欺の危険性もある

主にインターネットを介する被害ですが、「融資をするために保証金が必要」などといわれその金額を支払ったものの、その後、連絡が取れなくなるといった詐欺の被害もあります。

融資の実態が一切ないなら闇金ではないものの、犯罪であることに変わりありません。

闇金は貸金業法、利息制限法などに違反していますが、詐欺などの別の犯罪も行なっている可能性が高いです。

お金に困っているときは正常な判断が難しくなるでしょう。闇金はそのような焦りにつけ込み、甘い言葉で融資を持ちかけてくるので注意してください。

「もう闇金からしか借りられない…」と諦める前に!債務整理で借金を減らすことも検討

「大手消費者金融にも、街金にも融資を断られてしまった…」という場合には、闇金の利用を考えてしまうかもしれませんが、先ほど説明したようなリスクがあるため絶対に融資を受けてはいけません。

正規業者の審査に通過できないのには、返済能力が各社の基準に達していないためです。おそらく、すでに消費者金融や街金からの借り入れがあるという人も多いでしょう。

その場合、お金を借りて返済をするというのは一時しのぎにしかならないので、思い切って債務整理で借金そのものを減額することも検討してください。

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債務整理とは借金の減額、返済計画の変更、返済の免除などができる法律で認められた方法です。

債務整理をすると信用情報に記録が残るため、その後、5年間~10年間はローンを組んだり、クレジットカードを作ったりはできなくなります。

それでも、闇金を利用するリスクを考えれば、このような方法で解決を図ることも検討すべきだと思います。

【まとめ】街金よりも先に大手消費者金融を検討しよう!闇金は危険なので要注意

街金や闇金について説明してきましたが、なぜそれらでのキャッシングをおすすめできないのか理解できたでしょうか?

どうしても規模の小さな街金は大手消費者金融にサービス面で劣ります。そのため、街金よりも先にまずは大手消費者金融を検討するのがおすすめです。

審査基準は各社で異なるため、たとえある会社の審査に落ちていたとしても、別の消費者金融であれば審査に通る可能性は十分にあります。

審査通過率の高い大手消費者金融を中心に申し込みを考えましょう。

街金は大手消費者金融の審査にどうしても通らない場合に利用を検討するようにしてください。

一方、闇金は違法業者なので、絶対に利用してはいけません。法外な利息を取られるだけでなく、取り立てで危険な目に遭う危険性もあるのです。

お金を借りるときは大手、街金の順番で検討し、審査に通る見込みがなく他社への返済に困っているなら債務整理などの手段も考えた方が良いでしょう。

※ 貸付条件

アイフルの貸付条件:商号 アイフル株式会社/貸金業登録番号 近畿財務局長(14)第00218号/貸付利率 3.0%~18.0%(実質年率)/遅延損害金 20.0%(実質年率)/利用限度額 800万円以内(要審査)/返済方式 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式/返済期間・回数 借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)/担保・連帯保証人 不要

レイクの貸付条件:商号 新生フィナンシャル株式会社/貸金業登録番号 関東財務局長(10)第01024号 日本貸金業協会会員第000003号/貸付利率(実質年率)4.5%~18.0%(※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。)/遅延損害金(年率)20.0%/返済方式 残高スライドリボルビング方式、元利定額リボルビング方式/返済期間、回数 最長5年、最大60回(※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数はお借入れ及び返済計画に応じて変動します。)/担保・保証人不要