クレジットカード会社が発行するカードローンを「信販系カードローン」といい、消費者金融とも、銀行カードローンとも少し違う特徴を持っている商品も多いのです。
信販系カードローンの知名度はそこまで高くありませんが、実は、ほとんどのクレジットカード会社でカードローンを扱っています。
そこで、この記事ではおすすめの大手信販系カードローンを一挙に紹介していきます。
信販系カードローンへの申し込みを考えている人は、ぜひ商品選びの参考にしてみてください。
主なおすすめ信販系カードローン
消費者金融や銀行カードローンと比べて信販系カードローンの数は少ないです。ただ、大手のクレジットカード会社の多くはカードローンも扱っています。
主な信販系カードローン
- JCB CARD LOAN FAITH
- オリコ CREST
- 三菱UFJニコス ローンカード
- セディナカードローン
- クレディセゾン マネーカード
- ジャックス カードローン
- ライフカード サポートローン
いずれも聞いたことのあるクレジットカード会社ですよね。今回は代表的な上記8つの信販系カードローンを見ていきましょう。
JCB CARD LOAN FAITH
日本発のクレジットカードブランドでもあるJCBでも、実は、カードローンを扱っています。
もちろん、JCBが発行しているクレジットカードにキャッシング機能を追加することもできますが、ローン専用カードであるFAITH(フェイス)の方が低金利です。
金利(実質年率) | 4.40%~12.50% |
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限度額 | 最大500万円 |
申込対象 | 20歳以上~58歳以下で、本人に毎月安定した収入(給与所得など)のある方 ただし、以下の方は申込対象になりません。 ・学生、パート、アルバイトの方 ・現在の借入残高合計が年収の1/3を超えている方 |
特徴 | ・提携ATMは月3回まで手数料無料 ・審査結果は最短即日で連絡 ・審査完了後、最短3営業日でカードを自宅にお届け ・借り換え、おまとめにも利用可能 |
FAITHもかなりの低金利ですが、注意したい点があります。
FAITHは給与所得者でも、学生、パート、アルバイトの申し込みは不可です。一般的なカードローンと比べると、申込対象者がかなり狭くなります。
条件をしっかりと確認した上で申し込みをしましょう。
オリコ CREST
オリエントコーポレーション(オリコ)が発行するカードローンがCREST(クレスト)です。
ここで紹介する通常のCREST以外にも、女性向け商品のCREST JEWEL(クレスト ジュエル)や個人事業者向けローンのCREST for Biz(クレストフォービズ)など商品ラインナップが豊富です。
オリコ CRESTの商品スペック
金利(実質年率) | 4.5%~18.0% |
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限度額 | 最大500万円 |
申込対象 | 満20歳以上で安定した収入があり、オリコの基準を満たす方 |
特徴 | ・返済プランを2種類から選択可能 ・次回の引き落とし額をネットで増額可能 ・審査結果の連絡後、最短5営業日で振り込み |
CRESTは利用残高に応じて毎月の返済額が段階的に変動する「残高スライド返済コース」と契約限度額によって一律の返済額になる「定額返済コース」の2つの返済プランから好きな方を選択できます。
ただし、どちらも最低返済額は1万円~なので、他のカードローンよりも高めの設定です。
その分、最低返済額だけでの支払いでも早く借入残高を減らせますが、毎月の負担はできるだけ小さくして、余裕があるときだけ多めに返したいという人には向いていません。
また、先に紹介した三井住友カード カードローンやJCBのFAITHと比べると高めの金利です。
一般的な消費者金融と同じくらいの水準なので、他社と比較するとどうしても見劣りするでしょう。
三菱UFJニコス ローンカード
三菱UFJニコス ローンカードは利率年6.0%~17.6%と、消費者金融と比較すれば若干低い上限金利となっています。
ニコスのマークがある全国の提携ATMでカードを利用でき、メガバンク、ゆうちょ銀行、コンビニATMなどが提携金融機関です。
三菱UFJニコス ローンカードの商品スペック
金利(実質年率) | 年6.0%~17.6% |
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限度額 | 最大500万円 |
申込対象 | 年齢が満20歳以上~65歳未満で、安定した収入のある方 |
特徴 | ・返済方式の選択が可能 ・コンビニATMなど全国の提携ATMで利用できる |
利用できるATMは多いものの、提携ATMで借入をする場合には、1万円だと110円、2万円以上だと220円の手数料がかかってしまいます。
三菱UFJニコス ローンカードだけでなく、信販系カードローンは提携ATM利用時の手数料が有料ということも多いです。
そのため、消費者金融と比べて少しだけ金利が低いというだけでは、ATM手数料の方が高くつくかもしれません。
こまめに借り入れをする、長くカードローンを利用するという方は、手数料無料のATMがある消費者金融や銀行カードローンを選ぶと良いでしょう。
セディナカードローン
セディナのカードローンは、信販系にしては珍しく無利息期間のサービスがあります。無利息の対象となる期間は7日間と短めですが、メリットの1つです。
セディナカードローンの商品スペック
金利(実質年率) | 上限年18.0% |
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限度額 | 最大200万円(新規申込時は上限50万円まで) |
申込対象 | 20歳以上~64歳以下で、電話連絡が可能な一定収入のある方 ※ 学生を除く、パート・アルバイトの申し込みも可能です。 |
特徴 | ・カード加入日から30日以内の初回キャッシングは7日間利息0円 ・カードのデザインを2種類から選択できる ・12時までの審査完了で、原則当日中にカード発送 |
自動契約機はないものの、12時までに審査が完了すれば原則当日中にカードを発送してもらえます。そのため、早ければ数日中にカードを受け取ることができるでしょう。
また、無利息期間については、カードに同封されている書類(カード送付明細)に記載されているカード加入日から30日以内に行った初回借入が対象です。
借り入れをせずに30日を過ぎてしまったケースや、期間内でも2回目以降の借り入れは無利息の対象になりません。
消費者金融の無利息サービスと比べると、適用範囲や日数で劣るため注意してください。
クレディセゾン マネーカード
クレディセゾンには、マネーカード、マネーカードゴールドという2種類のカードローン商品があります。
マネーカードゴールドは選択できるコースの最低限度額が高く設定されていて、ある程度、まとまった金額を借りたい人向けの商品です。そのため、この記事では通常のマネーカードを紹介していきます。
クレディセゾン マネーカードの商品スペック
金利(実質年率) | 年15.0%(100万円コースに新規入会の場合) |
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限度額 | 100万円(新規申込の場合) |
申込対象 | 20歳から75歳までの安定収入のある方(学生を除く) |
特徴 | ・返済方法、返済方式を選択できる ・ATM利用手数料が無料 |
クレディセゾン マネーカードにはいくつかのコースがあり、そのコースによって設定されている利率が異なります。
100万円コースに新規入会するケースでは、適用される利率は年15.0%と十分低金利です。
また、セゾンのATMだけでなく、その他の提携金融機関のATMでの利用も手数料がかかりません。
セゾンのATMだと千円単位、その他の提携金融機関ATMは1万円単位での借り入れになるなどの違いはありますが、信販系カードローンの中だとATMでも使いやすくなっています。
ジャックス カードローン「プレミアビアージュ」
ジャックスの「プレミアビアージュ」はワンランク上のカードローンとされており、最大500万円までと信販系カードローンの中では限度額が大きい方です。
ただし、申し込みには1年以上の勤続年数が必要などの条件があります。
ジャックス カードローン「プレミアビアージュ」の商品スペック
金利(実質年率) | 4.50%~18.00% |
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限度額 | 最大500万円 |
申込対象 | 以下の条件をすべて満たす方 ・20歳以上~65歳以下の方 ・有職者の方 ・勤続年数1年以上で、毎月安定した収入がある方 ※ 限度額200万円コース以上の申し込みは、税込年収600万円以上の方が対象になります。 |
特徴 | ・ボーナス併用払いも選択できる ・平日11:59までのネットキャッシングは当日中に振り込み ・WEB明細サービスを利用すると明細書の郵送はなし |
500万円という最大限度額は信販系カードローンの中では大きいものの、消費者金融や銀行カードローンであれば、最大800万円~1,000万円という商品も少なくありません。
金利が低いわけでもないので、申込対象が狭いわりに貸付条件はそこまで良くないという印象です。
カードローンには珍しいボーナス併用払いの設定ができる点はメリットですが、それを理由に申し込みを決めるほどのメリットにはならないでしょう。
ライフカード サポートローン
ライフカードが提供する「サポートローン」は、通常のカードローンとは違いおまとめ専用の商品です。
他社からの借り入れだけでなく、クレジットカードのショッピング利用分もおまとめの対象にできます。
複数社からの借り入れを1本にまとめることで、返済の管理が楽になり、毎月の返済額や適用金利の軽減も可能です。
ライフカード サポートローンの商品スペック
金利(実質年率) | 12.0%~16.5% |
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限度額 | 最大500万円 ※ 現在の借入金額などの合計を超えない範囲になります。 |
申込対象 | 以下の条件をすべて満たす方 ・20歳以上~65歳以下の方 ・有職者の方 ・勤続年数1年以上で、毎月安定した収入がある方 ※ 限度額200万円コース以上の申し込みは、税込年収600万円以上の方が対象になります。 |
特徴 | ・年収の1/3を超えるおまとめも可能(総量規制の例外) ・最短7日間でおまとめ ・ショッピング利用分もおまとめできる |
おまとめローンとは、他社借入を無理なく完済するための返済専用ローンです。
対象となる借り入れ、ショッピング利用分の合計を超えない範囲で融資額が決まり、審査に通ると、ライフカードが振り込みで借入金額を他社へ返してくれます。
そのため、おまとめした後は、ライフカードのみに返済していけば良いのです。
通常、信販系カードローンは総量規制の対象ですが、ライフカード サポートローンは貸金業法にもとづく返済専用の商品で総量規制の対象外になります。
他社借入が多いほど審査は厳しくなるものの、年収の1/3を超える借り入れも可能です。
金利は年12.0%~16.5%なので、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシング、ショッピングがメインという方にはおすすめです。
【まとめ】信販系カードローンは比較が重要!金利や融資スピードを確認した上で申し込もう
大手信販系カードローンの商品スペックを確認してきましたが、いかがでしたでしょうか?
信販系カードローン全体の特徴としては、融資スピードに注意してください。
審査に時間がかかる商品もありますし、審査が即日で完了する場合でも、申し込み当日の借り入れは難しいでしょう。
また、銀行カードローン並みに低金利の商品もある一方で、中には、大手消費者金融とさほど金利の変わらない商品もあります。
全体的な傾向としては、消費者金融と銀行カードローンの間くらいの金利ではありますが、金利重視でカードローンを選ぶ方は商品がかなり限定されてしまうのです。
そのため、低金利でお金を借りたい方、借り入れを急いでいる方は特に注意しましょう。
信販系カードローンが気になっている方は、いくつかの商品を比較しながら申し込み先を決めるのがポイントです。